ギアドリの全体構成
メインテーマ
2拍子5連タッチ ~メッシの細かいドリブルとは~
加減速スキル ~スピードコントロールに必要な「加速タッチ(加速)」と「空踏み(減速)」「減速タッチ」
加速タッチ 加速に使用 【必須スキル】
空踏みアウトサイド 減速に使用 【必須スキル】
空踏みインサイド 減速に使用 【必須スキル】
減速アウトサイド 減速に使用
減速インサイド 減速に使用
サブテーマ
フェイント~試合で使えるフェイント~
反発ステップ メッシ・ネイマールの得意技!
ダブルタッチ メッシ・イニエスタの得意技!
インアウト みんなが使うシンプルフェイント
シザース スピードを減速する効果も!
逆エラシコ 意外と簡単!
チョップ 個人的にはクライフターンよりもお勧め!
切り返し シンプルだけど奥が深い!
エラシコ コツがわかれば誰でもできる!
ルーレット 足裏フェイントの王道!
ブラインドターン ギアドリオリジナル!
ヒールリフト チャンスがあれば試合で使ってみよう!
コンビネーション ~「2拍子ドリブル」と「フェイント」の組み合わせ~
ブログ ~書籍・練習方法・身体ケア・その他についての紹介~
ギアギア ~お勧め商品の紹介~
このサイトをご覧になる方はサッカー経験者の方がほとんどだと思いますが、
ネットや動画を見てフェイントができるようになっても試合じゃあまり使えなくて・・・
フェイントで抜いてもディフェンスにすぐに追いつかれて・・・
フェイントで抜いたあと次のディフェンスのチェックが早くて・・・、結局ドリブルって足が速くないと出来ないでしょ?
と感じたことはないでしょうか?みなさんドリブルがうまくなりたくて色んな動画やサイトをご覧になると思いますが、
当サイトでは、「フェイントや技ができる」=「ドリブルが上手」ではないと考えています。「ディフェンスを抜くために加速する」「フェイントを使うために減速する」といったスピードを自在にコントロールできることが最高のドリブルスキルだと考えています!
プロの試合をみてもそんなにこねくりまわしてドリブルしている選手っていないですよね?むしろフェイントを使ってディフェンスを抜いたら加速しますが、その高速ドリブル中にキチンとボールコントロールできるかの方が重要になります。
ではみなさん、高速ドリブルって普段の練習でやってますか?
みなさんがやっている練習って、低速域でコーンとコーンの間をインサイドアウトサイドを使って行ったりきたりするドリブル練習が多くないでしょうか?
残念ながら、試合では低速域でボールをコントロールすることはほとんどないはずです。
フリーラン中にパス貰ってドリブルしたら、その時点でけっこうなスピードになっています。いつもやっているコーンの練習よりもスピードが速いので、ボールコントロールできないのは仕方がないことです。
ではどうすればよいのか?その答えはシンプルで、全速力のドリブルを鍛えればいいのです。全速力のドリブルを鍛えるときには制限を設けます。それは「メッシ」のように細かくて速いドリブルをすることです。
ここでまた質問ですが、細かくて速いドリブルって練習したことありますか?
そもそも「細かい」って何?
「細かくて速い?」
と感じると思います。当サイトでは「細かい」「速い」という抽象的だった概念を明確に定めています。
細かくて速いドリブルとは「2拍子5連タッチドリブル」のことです
2拍子5連タッチドリブルの説明に入る前に、まずは「細かいボールタッチ(=2拍子)」についての理解を深めていきたいと思います。
「細かいタッチ(2拍子ドリブル)」とは
当たり前ですが、ランニングのときは左右の足が交互に前に出ます。(右足→左足)→(右足→左足)といった具合です。
基本的にドリブルのときも(右足→左足)→(右足→左足)と動きますが、ボールタッチ(タッチ○、タッチしない×)については、(右○→左○)→(右○→左○)ではドリブルできません【上図の上段「絶対に有り得ない左右交互にボールタッチするドリブル」】。
イメージは「トゥータップしながら全速力でドリブルしろ」といわれるようなもので、高速ドリブルは絶対にできません。
つまり、走りながら行う高速ドリブルで1番細かくボールタッチするということは、(右○→左×)→(右○→左×)・・・となるわけです【上図の下段「2拍子によるボールタッチ」】。
2回(歩)に1回ボールにタッチするので、当サイトはこれを「2拍子(びょうし)」と呼んでいます。ちなみに(右○→左×)→(右×→左×)→(右○→左×)→(右×→左×)は4回に1回ボールタッチするので4拍子となります。
2拍子と4拍子で、足からボールが離れている時間はどちらが長いでしょうか?答えは当然4拍子で、ディフェンスにボールを奪われるリスクが高いことを意味します。
当サイトはメッシのように2拍子をベースとしてドリブルすることを推奨しています。
ロナウドやベイルのようにスピードのある選手は他にもたくさんいますが、トップスピードになるとボールタッチが大きくなり、2拍子でドリブルすることができていません。
2拍子で高速ドリブルできるのはメッシだけではないでしょうか?当サイトでは2拍子ドリブルこそがメッシのドリブルの秘密だと考えています。
メッシの動画を見て学習しよう!
YouTubeで”メッシ ドリブル”で検索すると「メッシさんのドリブル教室https://youtu.be/8D7plSDQICk」という動画があるのでご覧になってみてください。一部スロー動画となっていますが、実際はかなりのスピードです。注目すべき点が3つあります。
1つ目は、メッシが2拍子で加速していることです。サイトをご覧の皆さんがドリブルで加速するときは、2拍子だったり4拍子だったりするのではないでしょうか?私の場合、ゲームで限られたスペースでドリブルしているとき、4拍子になってしまった瞬間(ボールタッチが大きくなってしまったとき)にディフェンスにボールを取られることが多いです。
2つ目は2拍子で加速するときつま先でタッチしていますが、ボールが足から離れません。このようなボールタッチを当サイトでは「加速タッチ」と呼んでいます。
3つ目は、加速したのち減速やフェイントを入れる前には「空踏み(ボールにタッチしないでそのまま地面を踏む)」をいれてスピードコントロールしていることです。空踏みは減速スキルとの1つとなります。
<メッシのドリブルの特徴>
1.細かくて速いボールタッチ(2拍子ドリブル)
2.足に吸い付くようなボールタッチ(加速タッチ)
3.効果的な加速と減速(加速タッチと空踏み)
上記の特徴をふまえ若い時のメッシの動画をご覧ください(YOUTUBE FCバルセロナ公式ページ)。2拍子5連タッチドリブルと空踏みでスピードコントロールしているシーンが動画の後半に流れます。
確認してほしいシーンが3つあります!
①「2拍子5連タッチドリブル」でスペースに侵入しワンツーしてシュート
動画の40秒あたりから流れます。ドリブルには「抜くドリブル」と「運ぶドリブル」がありますが、ギャップにボールを運ぶお手本となるドリブルです。2拍子ドリブルを使うことでボールが足から離れず、狭いスペースへの侵入を可能としています(ドリブルが大きくなって4拍子になっていたらディフェンスに取られていると思います)。
②「空踏み」を使ってスピードダウンし、味方がウラをとるタイミングをつくりアシスト
1つ目のシーン直後、左サイドの味方にアシストしたシーンです。味方がディフェンスのウラを取るのにちょうどよいタイミングになるまで、空踏みを入れてドリブルスピードを減速しています。ディフェンスからすると2拍子ドリブル(加速)か、空踏み(減速)かの見分けがつかないようで、加速されたときのために一定の間合いを取らざるをえず、チェックがあまくなっています。
③メッシの得点シーン
動画の後半に流れるメッシの得点シーンです。1人目のディフェンスは得意のボディーフェイントでかわしますが、注目してほしいのは2人目をかわしたシーンです。ただのアウトサイドタッチでディフェンスをかわしていますが、ディフェンス目線で考えてみると、メッシが2拍子で加速するのかアウトサイドで減速するのかが全くわからないのだと思います。2拍子5連タッチで加速ドリブルができるようになると、空踏みや減速タッチによるスピードダウンがいきてくる良いお手本となるドリブルです。
「ギアドリ」の活用方法
当サイト「ギアドリ」は、サイトをご覧いただいた方がメッシのように細かいタッチで(=2拍子ドリブルをベースとして)、加速と減速を自在にコントロールする(=加速タッチと空踏みを使用する)ドリブルを身に付けていただくことを目的としています。サイトの活用方法ですが、YOUTUBEの「メッシさんのドリブル教室https://youtu.be/8D7plSDQICk」をご覧いただき、メッシの「加速タッチ」「2拍子ドリブル」を見てもらったうえで、以下の4つの順序で練習していただければと思います。
①.「加速タッチ」を覚える
加速タッチとはメッシが使っているトゥータッチのことです。下の動画は私の加速タッチです。詳細については加速タッチのページをご覧いただき加速タッチのやり方を理解して、足からボールが離れないボールタッチを身に付けてください。加速タッチのページに練習方法の動画も掲載しています。
なお、メッシの加速タッチについては「メッシさんのドリブル教室https://youtu.be/8D7plSDQICk」がわかりやすいので、そちらをご覧になってくださいね!メッシはアウトサイドでこするようにボールタッチしています。
②.加速タッチを使った「2拍子5連タッチドリブル」を覚える(最重要)
2拍子5連タッチドリブルとは、2拍子(2歩に1回ボールタッチする)のリズムで、5回連続タッチをして、トップスピードまで加速するドリブルです(詳細は2拍子5連タッチドリブルのページを参照)。やってみるとわかりますが、2拍子5連ドリブルはけっこう難しいです。ボールが足から離れない「加速タッチ」が必ず必要となります。
③.2拍子5連タッチドリブルができるようなったら、「空踏みアウトサイド」「空踏みインサイド」「減速アウトサイド」「減速インサイド」を使ってドリブルスピードの減速の仕方を覚える
2拍子5連タッチドリブルで加速するドリブルを身に付けたら、今度は、減速するためのスキルを身に付けます。空踏みアウトサイド、空踏みインサイドは簡単ですが、減速アウトサイド、減速インサイドは難しいです。最初に空踏みを使った減速方法を覚えてくださいね。動画は「2拍子3連タッチ→空踏みアウトサイド→空踏みインサイド→インサイド」のドリブルです。
④.「2拍子ドリブル」と「フェイント」をコラボして自分オリジナルのドリブルをパターンをつくる
③まで覚えられたら、メッシのような細かくて速いドリブルが出来るようになってきたと実感できるはずです。メッシは世界最高の選手ですから同じクオリティーまで上達することを当然保証するわけではありませんが、当サイトで紹介した理論とスキルはみなさんのドリブル上達に貢献するはずです。
あとは2拍子ドリブルとサイトで紹介している「フェイント」やみなさんが得意なフェイントを組み合わせて、自分の必勝ドリブルパターンを作っていくことをお勧めします。YOUTUBE「メッシさんのドリブル教室」などでメッシのドリブルをみる限り、メッシもいくつか得意なドリブルパターンを持っているように思います。なお、空踏みアウトサイド、空踏みインサイドのページでドリブルからスムーズにフェイントをいれるための空踏みの効果的な使い方を徹底解説しています。
動画は「2拍子4連タッチ→1空踏みアウトサイド→1タッチ→チョップ」です。こんな感じで「2拍子ドリブル」と「空踏み」と「フェイント」をコラボしていきましょう!
順番にそって練習していけば、誰でも細かくて速いドリブルはできるようになります。当サイトがみなさんのドリブル上達に少しでも貢献できれば幸いです。なお、「フェイント」「コンビネーション」「ギアギア」「ブログ」は定期的に更新していきますので、サイト登録も宜しくお願いします!!!
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