サッカーに転向したボルトさん

100Mの世界記録保持者であるボルトさんがサッカー選手としてがんぱっている映像をYOUTUBEで見ました。相手のミスから2得点していましたが、持ち味であるはずのスピードが全く感じられず、サッカー選手としてのスピードを理解する必要があると感じました。足が速いというのは大きな武器ですが、ボルトさん特徴である大きなストライドの走力を生かせるだけのスペースはサッカーにはないという現実。これはボルトさんに限ったことではなくサッカーをプレーする全員に同様のことが言えます。ピッチの大きさはまちまちのようですが、基本的にタテ105m、ヨコ68m、面積7,140㎡となるようです。試合中はオフサイドラインがあるため、面積7,140㎡のピッチで自由になるスペースは半分の3,570㎡と仮定します。3,570㎡÷フィールドプレイヤー20人=約178㎡。178㎡は半径約7mの円となります。走っているときの歩幅が1.5mとすると4.6歩です。5歩走ると誰かのスペースに入ってしまうと考えるとやっぱりスペースってない感じがします。ギアドリでは基本的に右○→②左×→③右○→④左×→⑤右○……のサイクルでボールタッチすることを推奨しているのにはこんなところに理由があります。例えば①右○→②左×→③右×→④左×→⑤右○だと1歩1.5m×5歩=7.5mで7mを超えてしまい、⑤右○の前にディフェンスにボールを取られる可能性が高くなると考えています。YOUTUBEでみたボルトさんのドリブルはかなり足から離れてしまうので何度もディフェンスにボールを取られていました。つまり、ドリブルが大きいんですね。調べてみたら100m短距離トップ選手の歩幅って平均2.5mを超えるんですって!サッカーのドリブラーって小柄な選手が多いですが、サッカーの速さにはストライドよりも回転数の方が重要なのかもしれません。

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